Letter from Editing room (May Issue 2026)
01 May 2026
シンガポールに引っ越してきてもうすぐ2年が経とうとしています。雨季には肌寒さを感じられるほどに、常夏の気候にも慣れてきました。東南アジアはもちろん、オセアニアにも近く、旅先には困らないシンガポールですが、今年の3月にオーストラリアのパースへ家族で旅行に行ってきました。たまたまスカルプチャー・バイ・ザ・シーという現代アートの祭典の時期と重なり、ビーチ全体に展示された作品を鑑賞しました。日本人アーティストの作品もいくつかあり、その場にいらしたアーティストの方にお話を伺うという嬉しい出来事も。旅先が決まるとギャラリーやアートイベントがないか必ず調べるようになったのは、日本語ガイドのボランティアを始めてからです。
さて、この旅で最も印象に残ったのが、オーストラリアの食の豊かさです。大体の食材はシンガポールでも手に入りますが、現地の野菜、特に葉物野菜やいちご、ビーフやラムなどを新鮮な状態で頂けることの有り難さを実感しました。そして至るところにコーヒーショップがあるオーストラリア、コーヒー好きの我が家はGoogle Mapに気になるコーヒー屋さんをマークして、滞在中毎日どこかしらのカフェへ。驚いたのが、美味しい(美味しそうな)カフェは、平日のみ、それも朝6時からお昼過ぎまでの営業という形が多かったところです。従業員も週末を家族や友人と過ごす時間を取ることができるこのスタイルに、豊かな生活とは、と考えさせられました。とはいえ、忙しく便利な都会の生活は性に合っている気もします。
今回は家族で訪れましたが、次回はぜひワイナリーツアーをメインに友人たちと訪れたいと思っています。シンガポールから5時間、時差もないパース、ぜひ次の旅先の候補にいかがでしょうか。
(編集部 黒田可奈)
