Letter from Editing room (Nov Issue 2024)
22 Oct 2024
『たった1回の献血で3人の命を救える』
シンガポールに暮らしながら何か人の役に立てることをしたいと思っていたところ、ふと日本で20年以上前にやったことがあった「献血」を思いだし、献血ならできると思いました。
それからシンガポール赤十字社(Singapore Red Cross Society 略称はSRC)で、昨年末より献血を始めてから合計5回の献血をいたしました。1回の献血で3人の命を救えるということなので、私は15人の命を救ったと考えて良い訳です。
献血の際に、スタッフの方に「どこの国の方ですか?」と聞かれ、日本ですと応えると、「日本から?遠いところからどうもありがとう!」と笑顔で言ってくれました。
献血会場には日本人は私だけのようで、行くたびに緊張します。献血の前には、ヘモグロビン数値を確認するため、血液検査が行われます。献血ができるかどうか、細かい質問項目に答える必要もあります。
「どんな人も自分の存在価値は、他者を通じてしか実感できない」ということを献血を通して実感することができます。
これからも、たくさんの人を助けたいので献血を続けていきます。献血ができるように自分の健康にも気をつけて生きていきたいと思います。
(広報部 吉田薫)
