Letter from Editing room (Mar Issue 2025)
01 Mar 2025
「一期一会」
「日本でも会いましょうね!」「また世界のどこかで!」こんな会話が聞こえ始める時期がやってきました。別れはどんな時も悲しいものです。このシンガポールで出会ったこと、そして一緒に過ごした時間を考えると心にぽっかりと穴が空いたような何とも言えない寂しい気持ちになってしまいます。慣れない環境で切磋琢磨し、お互い励ましあって過ごした日々。毎日を共に過ごしてきた仲間たちとの別れは、どこか一人だけここに取り残されてしまったような気持ちになります。けれど、それもまた海外あるあるでしょうか。すぐに新しい出会いがあり、新しい仲間との毎日が始まっていきます。あまりの時間の流れの早さに「あの人は今元気かな?」と思い出すこともなく毎日が過ぎていきます。出会いと別れを繰り返す日々に終わりはありません。ふと立ち止まり、これまでを懐かしむ3月。今年もまたたくさんの出会いと別れを経験することになりそうです。一つ一つの出会いと別れに感謝をして、時間に流されすぎず「今」を大切に過ごしていきたいと思います。
(日本人学校小学部クレメンティ校 編集部 川崎有希)
