晴天に恵まれ、3月5日(土)に第51回卒業証書授与式を挙行いたしました。コロナ禍で様々な規制がありましたが、本校体育館にて卒業生が一堂に会し、三年間の学びと思い出を振り返ることができました。保護者の方々や既に帰国した卒業生もオンラインで参加し、ともに卒業を祝いました。式の第二部では予め収録していた式歌「3月9日」が披露されました。歌声とともに学校生活のスライドが映し出されました。卒業生たちは思い出に浸りながら感慨深い表情を見せていました。
校長の式辞では、西郷隆盛が『南洲翁遺訓』という書物の中に記した「苦労や困難を楽しむ」という言葉が贈られました。「人は困難にぶつかると動揺するものだが、そんなときこそできるできないに関わらず自分が正しいと思うことを行い、乗り越えようと努力しよう。そのような行動を楽しむ心をもとう。」と激励しました。
答辞では6人の卒業生が代表として卒業に際しての思いを語りました。いつも支えてくれた家族、かけがえのない友人、お世話になった先生方への感謝の言葉に溢れていました。これからの人生に希望をもち、明るく前向きに歩んでいこうとする決意も感じられました。
今年度は118名の卒業生が中学部を巣立ち、一人ひとりが人生の新たな一歩を踏み出しました。卒業生の前途に幸多かれと祈念するとともに、今後の活躍に期待します。