シンガポール日本語補習授業校では、4月16日(土)に入学式を挙行しました。
今年度は新型コロナウイルス(COVID-19)禍における日本人学校構内の安全管理規制の緩和により、小学1年生も中学1年生も各家庭1名ではありますが、保護者に参加していただくことができました。
熊谷校長は、小学1年生に向けて『楽しい学校、来たくなる学校』にするために自分がされて嫌なことはしない(言わない)ことや、『仲間をみとめる。ありがとうが言える。笑顔で応える。』ことの大切さについてお話しされました。更に、「この二つを守ることですてきな友だちができ、これから補習校に通い続ける時に、励ましや支えとなってくれます。『チーム補習校』でがんばっていきましょう。」と優しく語りかけられました。
中学1年生に対しては、「支え合える仲間を増やし、チーム補習校となる」こと、「心で見ると、ものごとはよく見える」ということ、更には「感じる心と同じように伝える行為も大切である」ということについて力強く語られました。
厳粛で温かい雰囲気の中、校長先生のお話しを聞く新入生はどの子も緊張した面持ちでしたが、今日からこの学校で一生懸命勉強に頑張るぞという気持ちが伝わってきました。
また、児童生徒代表として中学3年生の荒川悠輝さんからの録音メッセージでは、「補習校に通っている間は、『自分は何のために入学したんだ?』と思うかもしれません。しかし、今習う日本語は確実に自分の能力の一つとして将来役に立つと思います。ともに成長していきましょう。」と、実体験に基づいた励ましの言葉が述べられました。
本年度の入学生は、小学1年生が60名、中学1年生が19名、4月編入生が14名となっており、全校児童生徒340名、職員47名でスタートしました。
補習授業校では「家庭は第二の教室、保護者は第二の担任」と言われており、保護者の協力が不可欠です。本校教職員も、子どもたちのために誠心誠意努力をし、保護者の皆様と力を合わせ、世界に羽ばたく子どもたちを育てていきたいと思います。