【社会貢献活動部】日本人会が支援する日本人ボランティア団体-施設見学
15 Sep 2025
チャリティ・ボランティア
ー社会貢献活動部ー
【第5回】施設見学行ってきました!20250912
日本人会・社会貢献活動部では、イベント開催で得た収益を、福祉施設への寄付やボランティア団体の活動支援に充てています。今回は、支援先の一つである特別支援施設にて、食事介助の体験と見学をさせていただきました。
訪問先について
訪問した特別支援施設「MINDSville@Napiri」では、特別な支援を必要とする方々が入所し、生活を送っています。支援の程度はさまざまで、一部の入所者は食器の片付けやコップ洗いなど、自立に向けたサポートを受けていました。
活動の様子
毎週金曜日には、5〜6名の日本人ボランティアが、食堂で1時間ほど食事介助を行っています。入所者が自分でできることはできる限り本人に任せ、必要に応じて介助や見守りを行いました。
参加者の声ー食事介助 体験者より
今回、実際に食事介助を体験しました。重度の障害をお持ちの方のお手伝いということで、最初は意思疎通が難しく戸惑いました。
しかし、ボランティアの方から「褒めながらスプーンを口に運ぶと良いですよ」とアドバイスをいただき、そのおかげで無事に完食していただくことができました。
次第に入所者の方も心を開いてくださり、明るい表情を見せていただけたことがとても嬉しかったです。
食事は、それぞれの障害や病気に配慮して調理・配膳されます。自分で食べられない方には声をかけながらスプーンで口に運び、言葉が通じなくても温かい声かけで食事を促すことができます。
重度の障害で意思疎通が難しい方も多いですが、一人ひとりのペースを大切にし、気持ちよく食事ができるよう心を配りながら介助されていました。
入所者が笑顔で「美味しい」と表現してくださると、本当に嬉しく、大きなやりがいを感じました。
参加者の声ー見学者より
今回は食事介助の見学をさせていただきました。施設の入所者の多くは不自由を抱えながらも、一生懸命に食事をしており、介助が必要な方も大きなお口を開けてしっかり食べていた姿が印象的でした。
食後に笑顔で食堂を後にする方も多く、食事が一日の楽しみになっていることが伝わってきました。
このような温かい時間に立ち会わせていただき、心から感謝しています。
ご寄付について
こちらの施設では、寄付金で大型タオルを購入し、手作りの紐を縫い付けてエプロンを作り、食事介助が必要な方に活用されています。物価高の影響で紐の価格も上がっているため、ボランティアの方が紐を手作りし、その分浮いた費用で一枚でも多く大型タオルを購入しているそうです。私たちの活動が、利用者や団体の役に立っていることを直接目にし、今後も活動を続けていきたいという思いが一層強まりました。
最後に
今回の施設見学を通じて、皆さまからお預かりした寄付金がどのような団体や施設に届き、どのように活用されているのかを実際に知ることができました。
その経験は、「自分にできることは何か」を改めて考えるきっかけとなりました。縁あって暮らすことになったシンガポールに、少しでも恩返しができるよう、今後も活動を続けていきたいと思います。
日本人ボランティア団体様一覧 (敬称略・五十音順)
(見学については直接ボランティア団体へご連絡お願いします、日本人会へのお問い合わせはご遠慮ください)
アッシジホスピスフットマッサージグループ(Assisi Hospice Foot Massage Group)
アッシジホスピスミュージックエクササイズ(Assisi Hospice Music Exercise)
ウッドランドガーデンスクール(Woodlands Gardens School)
チェシュアホーム(The Singapore Cheshire Home)
マインズビル・ナピリ(Minds Ville@Napiri)
【ボランティア支援委員会】へのお問い合わせはこちらまでお願いします。