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あたたかい気持ちボランティア 第3回(社会貢献活動部ボランティア支援委員会)ウッドランドガーデンスクール、トイライブラリーモバイル(12月号 2021年)

24 Nov 2021

社会貢献活動部 ボランティア支援委員会


 


「ボランティア団体活動紹介」


第三回は、ウッドランドガーデンスクールさん、トイライブラリーモバイルさんです。


ウッドランドガーデンスクール


 ウッドランドガーデンスクールは、知的障害のある7歳から18歳までの子供たちが通うローカルの特別支援学校です。場所はAdmiralty駅より徒歩7分ほどのところにあります。昨年4月からは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により学校側からの要請でボランティア活動は一時中断しておりますが、通常は5〜6名ほどの日本人ボランティアが、それぞれ違う曜日に活動をしています。活動時間は、9時頃から12時半までとなっております。


 実際の活動内容は、クラスで使用する教材作りのお手伝いや通常各クラスに2名の担任の先生がいらっしゃいますが、先生がお休みの時や学校の所用などで1人しかいない場合などに、先生の指示のもと生徒さんたちのサポートをおこなっています。


 具体的には、生活、作業療法、算数、体育、コンピューターや音楽などの授業に一緒に参加したり、アートのクラスでは絵を描いたり、その他にも調理実習や自分たちで育てた野菜を販売するお手伝いもあります。


 低学年のクラスではお手洗いに連れて行ったり、スナックタイム時の食事のお手伝いや休憩時間の見守りなどもしたりしています。また時には遠足や校外授業に同行し、一緒にボーリングをしたり、公園や学校周辺の探索、空港見学、乗馬体験に付き添ったりする機会もありました。


 生徒さんたちは、授業の中で字の練習をしたり簡単な本を読んだりもしますが、こちらの学校では将来大人になった時に自分たちで身の回りのことができ、自立した生活が出来るために必要な様々なスキルを学んでいます。


 新型コロナウイルスの状況が落ち着き、また以前のように子供たちと一緒に活動ができる日が来ることを楽しみにしております。ボランティア活動が再開できます折には、ご興味のある皆様からのお問い合わせを心待ちにいたしております。


お問い合わせはこちらまで:wgsjpvolunteer@gmail.com


 


メンバーからのひと言


渋谷  理惠
(ボランティア歴6年)


 子供たちの一生懸命な姿に元気をもらいます。言葉で表現することが上手でなくても歌声が綺麗な子、絵が上手な子、ダンスが得意な子など日々のボランティア活動で感動する場面に遭遇することもたくさんあります。


備瀬  三穂
(ボランティア歴5年)


 通わせていただく中で、生徒さんたち個々の成長を見守れるのが楽しみです。また、ローカルスクールなので、よりディープにシンガポールの文化や生活に触れることができます。


キャノン みどり
(ボランティア歴4年)


 先生方が、とても暖かく迎え入れてくださり、活動中は、とても楽しく過ごすことができ、教材作成の際には、同じボランティア同士で情報交換などもできます。一週間に一度の参加ですが、前週できなかったことが、今週にはできるようになっているなど、日々成長していく子供達と一緒に過ごすことは、楽しみの一つです。


山谷 和香子
(ボランティア歴2年)


 最初は生徒達とどの様に接していいのか、戸惑い困惑しましたが、慣れてくるととても面白く、やりがいを感じます。ローカルの先生、スタッフや生徒達との触れ合いもとても楽しいです。学ぶ事がとても多く、自分自身とても刺激になる活動だと思います。


飯田 沙織
(ボランティア歴1年)


 ボランティア活動は初めての経験でしたが、週一回、お昼まで、ということで無理なく伺うことができました。目が合うたびに満面の笑顔で手を振ってくれたり、絵がとびきり上手だったり、可愛いダンスを披露してくれたりと、とても魅力的な生徒さんがたくさんいらっしゃいます。


藤田 優子
(ボランティア歴1年)


 ウッドランドガーデンスクールのボランティアでは、それぞれの子供達の輝く個性に触れ、毎回喜びと学びを得ることができます。ボランティアとしてできる範囲ではありますが、子供達の学校生活のお手伝いができることを嬉しく思っております。


文責・写真:ウッドランドガーデンスクールボランティアメンバー一同


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集合写真(2020年1月頃)


2020年初に行われた初めてのオリエンテーションでの写真。普段は、各自が別々の曜日にそれぞれのクラスで活動をするため、初めて全員が集まった時の写真


 


トイライブラリーモバイル


 私たちは1993年に3人の有志によって立ち上げられた、今年で28年目となるボランティアグループです。


 トイライブラリーの活動には、布製のおもちゃを作るソーイングの活動と、特別支援学校などを訪問し、ソーイングのボランティアメンバーが作成したおもちゃなどを使って子供たちと一緒に遊ぶモバイルの活動があります。


 トイライブラリーモバイルには現在8名のメンバーが在籍しており、練習はパヤレバ駅から徒歩5分のYMCA(10/10A Lorong 37 Geylang Rd 387907)で行っています。


私たち日本人メンバーの他にシンガポーリアンのボランティアメンバー、YMCAのスタッフのサポートを得て活動しています。


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リラクゼーション(2018年)


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テレタビーズ(2019年)


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劇ブレーメンの音楽隊(2019年)


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劇ブレーメンの音楽隊(2019年)


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集合写真(2019年)


モバイルの活動 


 私たちはシンガポール島内にある特別支援学校などを訪問し、リコーダーやハンドベルを使っての楽器演奏、手遊び歌、劇、ゲームなどを通して子供たちと触れ合うボランティア活動をしています。コロナ禍前は主に第3木曜日に、年7回程度の学校訪問と年3回程度の練習会を行ってきました。学校訪問では、それぞれの学校の子供たちに合わせた1時間半ほどのプログラムを準備し、子供たちと一緒に楽しみながら活動をしています。子供たちが一緒に歌ってくれたり、手をたたいてくれたり、劇に夢中になっている姿を見ることが、私たちにとって何よりも嬉しく、毎回子供たちに笑顔と元気をもらっています。


 


現在の活動状況と今後の見通し


 コロナ禍で、昨年1月の練習会を最後に活動を停止しておりましたが、再開を目標に、MOE(シンガポール教育省)の規制に沿うよう活動内容の大幅な見直しをしているところです。人数制限などの規制が緩和されるまでは、手遊び歌、紙芝居、ハンドベルなどを中心に、少ない人数で工夫しながらボランティア活動を続けていきたいと考えています。


 


ボランティアさんの声 


・喜びや楽しさを素直に笑顔で返してくれることが嬉しいです。飾らない笑顔に元気をもらっています。


 


・初対面でも言葉が違っていても「音楽」の力を借りて、お互いに幸せで楽しい時間を過ごせます。


 


・「何かをしてあげている」ではなく、こちら側が楽しい時間を過ごさせてもらっているといつも感じています。「また次回も来たい」と思える楽しさがあります。


活動にご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。メンバー一同、皆様の参加をお待ちしています。


代表者 池田・森 toylibrarymobile@gmail.com


 


文責・写真:トイライブラリーモバイルボランティアメンバー一同


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劇おおきなかぶ(2018年)


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劇おおきなかぶ(2018年)


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ミュージックセッション(2018年)

あたたかい気持ちボランティア 第3回(社会貢献活動部ボランティア支援委員会)ウッドランドガーデンスクール、トイライブラリーモバイル(12月号 2021年)