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ハローインタビュー 日本語スピーチコンテスト2022優勝者(9月号2022年)

01 Sep 2022

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日本語スピーチコンテスト2022優勝者
Ms Lee Hayoung(中学の部)
Ms J
olene Yee Xin Yi(高校の部)
Ms Wu Nan(高等学府の部)
Ms Faye-Anne Ho(一般の部)


 


 2022年7月17日(日)、日本人会にて日本語スピーチコンテストが開催されました。各カテゴリー(中学・高校・高等学府・一般の部)の優勝者にコンテストの感想などをお伺いしました。


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なぜ日本語スピーチコンテストに参加しようと思ったのですか。


 私は4年前に日本語を学び始めました。筆記試験には自信がありましたが、日本語を話すことにはあまり自信がありませんでした。日本語の先生のMariko先生から日本語スピーチコンテストについて教えてもらった時、自分のメッセージを日本語で伝え、日本語のコミュニケーション能力を伸ばす絶好の機会だと感じ、スピーチコンテスト参加を決意しました。


コンテストを終えての感想を教えてください。


 スピーチコンテストは素晴らしい経験でした。日本語をさらに学ぼうという情熱と意欲が高まり、日本語を話す自信もつきました。また、私のように日本語にパッションを持っている多くの友達に会う機会もたくさんありました。大変な道のりでしたが、日本語スピーチコンテストへの準備、そして参加はとても楽しかったです。


日本や日本語に興味をもったきっかけは何ですか。


 学校では英語と中国語を学びました。生まれてから7年間を韓国で過ごし韓国語も話せるので、さらに日本語を学び、東アジアのすべての言語をマスターしたいと常々思っていました。また、日本語を学ぶことで日本の独特の文化にも触れる機会が増え、日本のアニメを見るのが楽しみになり、日本語と日本の文化を学ぶことに興味が湧きました。


日本語の勉強での苦労は何ですか。


 アクセントです。イントネーションの位置によって意味が変わる単語は、話し方によってネイティブの日本人かどうかわかってしまいます。正しいイントネーションで、より自然で流暢に聞こえるようにするのは大変でした。


日本語を学んで良かったことは何ですか。


 日本の文化をより深く理解することが出来たことです。学校では、シンガポールジャパニーズセカンダリースクールと日本語の第三言語プログラムで交換留学をしました。日本語で会話し、文化の違いを理解することができ、今勉強している言語を話す学生と交流することはとても興味深い経験になりました。


将来の夢は何ですか。


 科学技術の分野で活躍するMNC(多国籍企業)で働きたいです。 日本語や他の言語を使って色々な国の本社で働き、他の国籍の人たちと一緒にプロジェクトを成功させたいと思っています。


最後に一言お願いします。


 大変な道のりでしたが、スピーチコンテストに参加できて本当によかったです。日本語の先生のMariko先生、家庭教師のAsakoさん、応援してくれた両親と友人に感謝いたします。このスピーチコンテストを成功させてくれたスポンサーと主催者に本当に感謝しています。


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なぜ日本語スピーチコンテストに参加しようと思ったのですか。


 大勢の前で話す、ましてや第三言語である日本語でスピーチする機会はめったにありませんので、スピーチコンテストに参加するチャンスは逃したくありませんでした。今回参加したことで、日本語能力を向上させ、人前で話すスキルを磨き、自信と度胸を付けることが出来ました。


コンテストを終えての感想を教えてください。


 困難でやりがいがありましたが、楽しい経験でした。多くの方のサポートとご指導がなければ、私の成長と進歩はありえませんでした。 特に家族、スピーチの先生(Hisanaga先生)、MOELC H2の日本語の先生(Kawanishi先生)、中学4年時の先生(Marcus先生)、中学1年時の先生(Koh先生)、そしてずっと私を支えてくれたすべての人に感謝いたします。また、コンテストのスポンサーと主催者にも感謝いたします!


日本や日本語に興味をもったきっかけは何ですか。


 決まり文句に聞こえるかもしれませんが、多くの日本語学習者と同じように、幼い頃から日本のポップカルチャー(特にアニメ)に大きな関心を持っていました。常から日本語を非常に上品で洗練された言語だと認識しており、日本の文化の美しさと複雑さににも興味を引き付けられてきました。


日本語の勉強での苦労は何ですか。


 敬語をいつどのように使うかを学ぶのが一番大変だと思います。文脈や状況によって、3つの敬語の種類(カジュアル、礼儀正しい、敬語、謙虚)を使い分けることがとても難しいです。


日本語を学んで良かったことは何ですか。


 日本語を学ぶことで、最新の出来事に遅れぬよう意識的に努力し、シンガポール国外(特に日本)の世界情勢や時事問題により関心を持つようになりました。又、言語的にも文化的にも根本的に異なるさまざまな言語の相互関連性についてより深く理解することができました。


将来の夢は何ですか。


 バイオメディカル分野でのキャリアを追求し、自分の仕事を通じて社会貢献できることを願っています!それと、近いうちに日本中を旅して回ってみたいです!(日本は私の旅行で行きたい場所リストにあるんです)


最後に一言お願いします。


 同じく外国語を勉強している仲間に一言。新しいことに挑戦したり、その過程で間違えることを恐れないでください!大丈夫−失敗から学ぶことは外国語を習得する際には付き物で、そこから貴重な経験を得ることができます!


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なぜ日本語スピーチコンテストに参加しようと思ったのですか。


 実は、去年まで日本語スピーチコンテストのことを知りませんでした。今年の6月に、私が大学で取った日本語のコースの千葉先生に「日本語スピーチコンテストに参加してみませんか」と誘われたのがきっかけです。また、去年高等学府の部で優勝した先輩(今年の一般の部で優勝したFaye-Anne Hoさんです)が同じコースにいましたので、「自分もやってみたいな」と思い始め、日本語スピーチコンテストに参加することに決めました。


コンテストを終えての感想を教えてください。


 スピーチが長すぎて時間制限を少し超えてしまいましたので、賞が取れないと思いました。ですから、優勝した時、とても驚きました。ステージに立っているときは本当に緊張して、原稿を思い出せないところもありましたが、最後無事にスピーチを終えて良かったと思いました。今インターン中の為、コンテストの準備時間は短かったですが、千葉先生の協力のおかげで良いスピーチができて嬉しいです。


日本や日本語に興味をもったきっかけは何ですか。


 初めて日本語を勉強しようと思ったのは十三歳の頃でした。そのとき私は韓国人でありながら日本で大人気のアイドルグループ東方神起が大好きでしたから、日本語を二年間ほど勉強しました。今はもうファンではなくなりましたが、日本の文化や音楽に興味を持ち続けて、日本語もずっと忘れずにいました。


日本語の勉強での苦労は何ですか。


 日本語を勉強し始めたばかりのとき片仮名が苦手でしたが、今思えば日本語には片仮名より難しいところが沢山あります。平安時代や江戸時代の物語を読んだことがありますが、レアな漢字を理解するのに苦労をしました。また、日本語は曖昧な表現や主語の省略が多い為、文脈を考えないと理解できないことがよくあります。


日本語を学んで良かったことは何ですか。


 やはり自由に日本語の小説やゲームを満喫できることです。英語に翻訳すると意味が微妙に異なりますから、日本語の原文で物語を読みたいです。魯迅の「藤野先生」の他にも、森鷗外の「高瀬舟」や太宰治の「走れメロス」も読みました。また、サスペンスやホラーの物語が好きですから、東野圭吾や島田荘司の推理小説も何冊か読みました。また、レイジングループと逆転裁判のような推理ゲームも原文で楽しみました。


将来の夢は何ですか。


 本当はお金持ちになりたいですが、この夢は少し非現実的ですから、やっぱり普通に卒業してプログラマーになって少しずつお金を貯める方がいいと思います。と同時に、親も健康のままでいてくれて、平穏な生活が送れればいいと思います。


最後に一言お願いします。


 このような日本語でのスピーチや日本の方々と交流ができる機会をいただき、感謝しています。来年も一般の部に参加したいです。


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なぜ日本語スピーチコンテストに参加しようと思ったのですか。


 実は前に高校の部と高等学府の部で日本語スピーチコンテストに参加させていただいたことがあります。二回ともとても挑戦的で楽しい経験だったので、今回は大学卒業直後、そしてお仕事を始めて忙しくなる前という時期に、一般の部で最後にもう一度挑戦してみたいと思って応募しました。


コンテストを終えての感想を教えてください。


 今回は一般の部として参加させていただき、自分より若い・日本語学習の経験が少ない参加者がほとんどでしたが、皆様の日本語での表現力や発音にとても感銘したし、単純に一視聴者として皆様が色々な話題について熱く語る姿を楽しむことができました。そして、前回参加させていただいた時はコロナ禍の制限で無観客で行われていましたが、今回は賑やかな会場とスピーチをする時の視聴者の生な反応を味わえて、とても幸せでした。


日本や日本語に興味をもったきっかけは何ですか。


 生まれてすぐに両親と共に日本で2年間ぐらい滞在していたので、小さい頃から日本や日本語と直接触れ合う機会が沢山あり、親近感を持つようになりました。両親も日本が大好きでよく旅行で日本に連れて行ってくれたので、私も自然に日本語の勉強に興味を持ち始めました。


日本語の勉強での苦労は何ですか。


 スピーチの中にも話したように、日本語ならではの曖昧な表現や敬語です。やはり正しい使い方と意味を習って頭の中で理解していても、いざ日本語の会話の中で実際に使ってみると、決まった使い方にただ従うほど簡単ではありません。実はその時の場合や人間関係などに気をつけながら使わなければならないので、これはまた別の挑戦だと気づきました。


日本語を学んで良かったことは何ですか。


 色々な意味で世界が広がりました。日本語能力を通して日本や日本文化への関心をさらに深めることができ、色々な考え方や生き方を認識できた上で、一つのスキルとして役に立てるところ・お仕事での可能性も広がりました。そして何よりも、日本語教室で出会った友達や先生方、そして様々な交流機会で出会った日本の方々など、今でも大切にしている沢山のご縁に巡り合わせてくれました。


将来の夢は何ですか。


 今まで磨いてきた語学能力を活かし、いつか国際関係に携わることに貢献できるようになりたいです。


最後に一言お願いします。


 三回も日本語スピーチコンテストに参加し、良い結果が残せたのは、日本語の勉強をこれまで支えてくださった先生方と家族、そしてスピーチコンテストを主催してくださった日本人会と関係者の方々のおかげです。応援してくださった皆様に応えられるよう、これからも日本語能力を生かしていきたいと思います。


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ハローインタビュー 日本語スピーチコンテスト2022優勝者(9月号2022年)