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編集室より(10月号)2021年

30 Sep 2021

 


「エシカル消費」と言う言葉があります。SDGsのゴールの1つにも関連するものですが、「人や社会、地球環境や地域に配慮した消費」という意味があります。私は消費者として特別高い意識をもって買い物をしているほうではないのですが、一つだけ小さなこだわりがあります。それは耳に付けたピアスです。私は毎日ピアスを付けるようにしているのですが、そのピアスは大量生産されたものではないものを買うようにしています。日本にいる時には、地元の作家さんが作ったものであったり、環境に意識された素材で作られたものであったり、チャリティーの意味があるものだったり、そのようなピアスを探して購入するようにしてきました。


 シンガポールに来てからも、同じようなピアスがないか色々探していたのですが、なかなか見つからずにいました。けれども最近、ようやくいくつか見つけることができました。特に若い人を中心に、社会的メッセージをこめた商品を手作りし、販売するところが近年できてきているようです。


 人や社会、地域や環境に配慮されたピアスは、時に奇抜なデザインだったりします。けれども、だからこそ人の目につきやすく、特に子ども達に「変な形〜」などと言われた時はチャンスです。そのピアスが生まれた背景を語るきっかけとなります。ほんの小さな消費活動ですが、楽しみながらもサステナビリティを意識した消費と、その意義を周りに伝えることができたらと思っています。


(編集部 山本瑞絵)

編集室より(10月号)2021年