編集室より（1月号）2021年

　新年明けまして、おめでとうございます。　

　皆様、いかがお過ごしでしょうか。今年は新型コロナウイルス（COVID-19）の影響で帰国できず、シンガポールでお正月を迎えられた方も多いのではないでしょうか。帰国を楽しみにしていた子どもたちにとっても、また、お年玉を渡したいと、孫の帰りを待つおじいさんやおばあさんにとっても、例年とは違った年明けとなり、寂しい思いをされたことと存じます。

　来星より、一年目はシンガポール日本人学校、そして、二年目からは日本語補習授業校においても子どもたちの教育に携わっております。日本人学校や補習校は、世界中にたくさんあります。こんなに自国の教育を大切にする国は、他にあるでしょうか。先生たちは、真剣に子どもたちの教育について考えます。子どもたちの将来を考え、「どうしたら力をつけてもらえるだろうか」「分かりやすい授業にするにはどうしたら良いだろうか」と念入りに教材研究を行います。周りを見渡すと、そんな先生たちばかりです。特に担任の先生は、クラスの子どもたちのことをよく考えます。名簿を手にした瞬間から、責任を持って、この子たちに関わろうと思うからです。子どもたちには、担任の先生から、真剣に学んでもらいたいです。そして、共に切磋琢磨し合う仲間を大切に、次世代を担う若者として、大きく成長して下さい。

　最後になりましたが、皆様にとって、そして、子どもたちにとって、幸多き一年となりますよう心から願っております。本年も宜しくお願い致します。

　　　　　　　　　　                                                                        （編集部　金光泰子）