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編集室より(2月号)2021年

01 Feb 2021

 時が経つのは早いもので、本コラムに執筆するのも4回目となりました。2020年は、新型コロナウイルスの影響で、時間の感覚が少しおかしくなってしまったような気がします。1日がとても長く感じる一方で、あっという間に過ぎていってしまった一年でした。日本人会会報誌「南十字星」を発行するにあたり、私たち編集委員は、1カ月に一度、集まって会議をしてきました。私にとってこの会議は、月の始まりのビッグイベントとなっていました。日本人学校の先生方をはじめとした委員の方々と日本人会広報部の職員の皆さんと一緒に集まって、企画を考えたり、原稿の校正作業をしたり、写真を選んだりと、会議はいつも楽しいのです。けれども、この会議も3月頭を最後に、開催できなくなってしまいました。数カ月間は、メールでのやりとりのみ。リアルの会議がなくなり、日本人会にも行けず、いつ月が変わったのか、目安がなくなってしまい、時間の感覚がさらに曖昧になってしまいました。


 サーキットブレーカー中は、「南十字星」を発行・発送作業ができず、昨年の5月号と6月号は合併号として発行することになりました。事務局の皆さんのご尽力のおかげで、すぐに再発行できるようになりましたが、困ったのは、表紙の写真です。毎月、様々なイベントで活躍された会員の皆様の写真を掲載してきたのですが、昨年は、外出できない時期も続きましたし、イベントがまったく開催されなかったため、掲載できる写真がない!すぐに手配できる写真はないかしら、ということで、レストラン「茜」のお食事の写真を拝借することになりました。その後も、表紙の写真問題は続きます。そこで、いつも会員がお世話になっている、日本人会の職員の皆さんの活動ぶりを写真で紹介できないだろうか、と提案してみました。レストラン、図書館、クリニックなどで働いていらっしゃる皆さんの写真を自ら撮っていただき、ご提供いただくことで、なんとか乗り切りました。


 11月頭に、久しぶりに会議室に集まって、編集委員会を開催することができました。人数制限をし、ソーシャルディスタンスを取り、さらにマスクをしたままでの会議でしたが、充実した時間でした。


 これからも「南十字星」を通じて、日本人会の活動や会員特典情報をお伝えできるよう頑張ります。今年も一年間どうぞ宜しくお願いいたします。


                                                                                  (広報部部長 紅林真由美)

編集室より(2月号)2021年