aboutus-banner

編集室より(12月号)2022年

30 Nov 2022

 


 早いもので、今年も気が付けば12月。皆さんにとって、今年はどのような年になりましたか?今年は昨年に比べ、新型コロナウイルス(COVID-19)の規制が緩和され、今までの日常が戻りつつある年だったのではないでしょうか?


 今年はいろいろなイベントが行われるようになり、たくさんの観光客の方を見かける機会も増えたように思います。来星2年目の私からすると、今まではそんなに並ばなくてもスムーズに入れていたお店や施設になかなか入ることができなくなり、バスやMRTを使う際にも昨年はあまり感じなかった人の多さに驚かされることが多々あります。今年の4月からは家族も日本から来星し、4人でシンガポールでの生活を送っていますが、家族と一緒に出掛けると、さまざまな場面でシンガポールという国の温かさを感じます。


 子どもを連れているときには、バスやMRTに乗ると、当たり前のように席を譲ってくれたり、お店のレジに並んでいるときでも、必ずと言っていいほど優しく微笑みながら声をかけてくれたりします。個人の感想になるかもしれませんが、そのような場面に出会うことが日本で生活していたときと比べ、私自身とても多く感じます。そんな何気ない行動一つ、言葉かけ一つに心が温かくなり、自分も常にそうありたいと思わせてくれます。


 規制が緩和されてからは、実際に人と会って交流できる機会が多くなりました。ほんの数年前までは当たり前だった毎日が当たり前ではなかったんだということを知ると同時に、実際に誰かと会い、交流できることの素晴らしさやありがたさを実感する毎日です。


 シンガポールには、さまざまな人種の方々が生活し、多様な文化が共存しています。日本に住んでいたときには経験できなかったことが、この国の祝日やイベントの開催を通じて感じることができます。これからいろいろなところへ出掛け、日常のシンガポールを満喫したいと思います。 


(編集部 前島祐太)

編集室より(12月号)2022年