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編集室より(9月号)2022年

01 Sep 2022

 


 


 先日、出張でシンガポールに来た学生時代の友人に会いました。学生時代の思い出話に花が咲き、楽しいひとときでした。
 思い返せば、誰も知り合いのいない当地に一人来星して2年。たくさんの方々と知り合い、支えられ、今があることに、改めて気付かされました。
 大学を卒業して間もない私に、仕事を一から教えてくださった上司。悩んだ時に、いつも相談に乗ってくださる先輩。娘のようにかわいがってくださった母の友人—。
 仕事でうまくいかず、浮かない顔で食事をしていた私に、“Enjoy everything.”と声をかけてくれたレストランの店員さん。傘を忘れた私を一緒の傘に入れてくれた、通りすがりの学生さん—。シンガポールの人々の優しさに救われたことも多くありました。
 当地に永住される日本人は少なく、限られた期間を過ごされる方々が大半です。そんな中で出会うご縁に、「一期一会」を感じます。
 大雨が降った数十分後には、からっと晴れ渡るシンガポール。まぶしい青空を見上げ、痛いくらいの日差しを浴びると、つらいことがあっても、「この先にはきっと楽しいことがある!」と、いつも前向きな気持ちになれます。
 これからも関わってくださる方々への感謝を忘れずに、こちらでの生活を毎日笑顔で、楽しくがんばっていきたいと思います。 


(編集部 小松原英莉)


 

編集室より(9月号)2022年