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編集室より(10月号)2022年

01 Oct 2022

 


 


 2021年12月にシンガポールへの赴任が決まり、真っ先に購入したものは『シンガポールの地図』でした。
 メルカリ(こちらで言うところのカルーセルのようなフリマサイト)にて3,000円で購入。150cm×100cmの大きな壁掛けタイプの地図です。シンガポールの全景が一覧でき、地名や駅名だけではなく、道路名やビル名なども詳細に記されていました。出品者の方曰く、リトルインディアにあるムスタファセンターで購入したとのこと。シンガポールには出張で2、3回しか行ったことがなく、『ムスタファセンター』が何かも当時の私は知りませんでした。その大きな地図を日本時代の住居の壁に貼り、読み方もわからない、まだ見ぬ場所に思いを馳せていたことを思い出します。
 2022年4月にシンガポールに赴任してから、半年が経ちました。様々な場所に実際に足を運び、空気を感じ、地元のレストランで食事をし、店員さんやお客さんと会話をする。はじめは無味乾燥だったシンガポールの地図にも、行ったことがある場所や思い出が増え、彩りを感じるようになってきました。
 さて、4月から「南十字星」の編集会議にも参加させていただいております。毎月の特集記事やインタビュー、皆様からのアンケートやご意見などを拝読し、これまで知らなかったシンガポールの新たな魅力を日々発見しています。この「南十字星」を通じてシンガポールの魅力や日本人会の取り組み、また皆様の生活に役立つ情報をお伝えできるよう、微力ながら引き続き頑張ってまいります。
 日本で購入して持ってきた『シンガポールの地図』ですが、部屋の壁紙と相性が悪く、現在の住居では貼ることができませんでした。今は2歳の長男がおもちゃの車を走らせるプレイマットとして日々活躍しております。


(広報部部長 松井勇太)

編集室より(10月号)2022年