シンガポール日本語補習授業校では、3月12日(土)に卒業式を執り行いました。
今年度も新型コロナウイルス(COVID-19)禍における安全管理規制を守りながら、小学6年生2学級、中学3年生1学級の計3回、卒業式を行うことになりました。卒業式は、卒業生だけでなく列席した保護者にとっても心に残る式典となったことと思います。
校長先生より一人ひとりに卒業証書が授与された後、卒業生はこれまでの感謝の気持ちを込めて校長先生に、担任に、そして保護者に対し深く一礼をして席に戻ります。卒業する児童生徒の表情には、緊張の中にもやり遂げたことに対する達成感を感じることができました。
校長式辞では、「あなたたちは、補習校の自慢であり誇りです。」と、卒業生への賞賛の言葉に加え、「補習校で学んだことは国語の基礎基本であり、これを身に付けることで次のステージに進むことができます。」とお話しされました。更に、小学6年生に向けて『誇り、夢、感謝』、中学3年生に向けて『守(しゅ)破(は)離(り)』の言葉が贈られました。
卒業生代表者からは、コロナ禍にありながらも卒業式が挙行されたことに対する感謝の言葉や、補習校での楽しかった思い出や辛かった思い出が述べられました。印象的であったのは「補習校の学習を今まで継続できたのは、悩みを共有し切磋琢磨できる友だちや、温かく指導し励ましてくださる先生方、そしてどんな時でも支えてくれる家庭との絆があったからこそであり、この絆は一生の宝です。」などの嬉しい言葉が述べられたことで、成長を感じました。
小学部6年生25名、中学部3年生15名、計40名の卒業生の皆さんに心から祝福を送るとともに、今後とも日本語学習を続け、世界に大きく羽ばたいてくれることを切に願っています。
また、この日は本校の本年度最終授業日でもあるため、修了式としてオンラインで校長先生から全校児童生徒に向けて、この一年間のがんばりに対しての賞賛の言葉と、「進級しても『楽しい学校、きたくなる学校』を目指して『チーム補習校』としてがんばりましょう。」とのお話がありました。
本校教職員一同も、引続き児童生徒の頑張りを応援できるよう切磋琢磨してまいりますので、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
校長式辞
卒業証書授与
保護者に一礼
卒業生の言葉