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チャイニーズニューイヤー / Chinese New Year 2011
● 取材日: 1月15日(土)、2月2日(水)、3日(木)
● 取材場所: チャイナタウン China Town /
ニューブリッジロード New Bridge Rd.

ライトアップ点灯式
1月15日(土)、チャイニーズニューイヤーのライトアップ点灯式が行われました。当日は降ったり止んだりの雨の中、午後7時半、パラパラ調の音楽とダンスパフォーマンスでセレモニーが始まりました。主賓やVIPの挨拶のあと、一斉に花火と爆竹が鳴り響き、辺りはものすごい音で迫力満点でした。

次に138もの中国式獅子舞(ライオンダンス)が太鼓とドラが鳴る中入場し、演技を披露しました。当日は、ライオンダンス・シンガポールチャンピオンの南仙チームに対して、ゴーチョクトン氏(現在は上級相、前首相)からトロフィーが贈られました。また東南アジア各国からのライオンも登場し、ステージ上を所狭しとダンスを繰り広げました。
催し物がつぎつぎと披露され、中高生たちのダンスやコーラス隊、小づちのようなものを持っての踊りなどもありました。最後に、小学生たちがぞうきんとモップを持って音楽に合わせて劇をしました。
エンディングでは、今までに登場したすべての人たちが舞台に上がり、賑やかな音楽に合わせて布や旗を振り回しお開きとなりました。花火や爆竹はもちろんのこと、紙吹雪やカクテル光線がチャイナタウンを包み込み幻想的な時間が流れていきました。
カウントダウンパーティー
ニューイヤーの前日(大晦日)にあたる2月2日(水)にカウントダウンパーティーが行われました。メインステージの前に、南仙チームの3体のオレンジ色のライオンがスタンバイすると、駆けつけた観客はその鮮やかなライオンに目が釘付けとなり、会場の雰囲気も盛り上がり始めました。

ライトアップの時と同様、雨が降ったり止んだりの中、午後10時、カウントダウンパーティが始まりました。主賓やVIPが、次々とステージに上がり、一言ずつお祝いメッセージを言い、風船を解き放つと、詰め掛けた見物客からは大きな拍手がおこりました。また、ステージ横には巨大な財神が現れました。
ここからは、ステージ上に十数人の芸能人が登場し歌を披露したり、中国の南京からは12名の女性の舞踊団がやって来て、右手に鎌、左手に黄色の布を持ちながら稲刈りの様子を表現した踊りを披露したりしました。この模様は、テレビで生中継をしていたようです。
2月3日午前0時、花火がステージ後方の建物の屋上から数分にわたり打ち上げられ、耳をつんざく爆竹の音は中国の新年モードを演出しました。 金や銀の紙吹雪に混ざり爆竹の赤い紙が会場を舞い、ステージ横からはスモークが焚かれ何色ものライトに浮かび上がっていました。
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大晦日の夜には家族親戚が集って一緒に夕食をとります。リユニオンディナー(Reunion Dinner)といいますが、文字通り家族や親戚が再会し共に食事をするという意味で、中華系の家庭では一緒に食事をすることに意味があります。
元旦には、通常父方の実家を訪問します。そこで正月料理(ベジタリアン料理や魚生)を食べたり、お菓子をいただいたりしながら、家族団欒を楽しみます。家庭によっては麻雀が始まるところも多くあります。
翌二日目に、母方の実家や友達の家を訪問します。そこでも同様、正月料理、お菓子、麻雀等で家族団欒します。
この間に、寺院にお参りに行きます。日本の初詣と同様、一年の家族の健康等をお祈りします。当地では特に財の神様が訪れる事を願い祈ります。寺院によってはライオンダンスが奉納のパフォーマンスをするところもあります。

逆さまの福
「福」という字を逆さまにした字を街角でよく見かけます。これは、逆さまを表す意味の字「倒」が「到」と同じ発音であることから、「倒福(福が逆さまになる)」が「到福(福が来る)」という縁起を担いだ言葉遊びのようなものに由来があります。

マンダリンオレンジやキンカン
黄色い実をつけたマンダリンオレンジやキンカンは、幸せを運んでくれる縁起のいい果物とされています。と同時に、お金を表しているのでお金持ちになるようにと自分で買って家に飾ったり、友達に送ったりもするようです。お正月に知り合いの家を訪問する時は、みかんを2個、4個など偶数個持って行き、帰りには同じ数のみかんをもらって帰ります。

女の子と男の子の絵
女の子と男の子がいっしょにいる絵をよく見かけますが、これは女の子の意味である「女」と、男の子の意味である「子」の組み合わせでできる縁起の良い文字、「好(ハオ)」に見立てているのです。
アンパオ
子どもたちは、紅包(アンパオ)という赤い袋に入ったお年玉をもらいます。中国では、偶数は縁起のいい数だと信じられているため、中に入れるお金は偶数の金額がよいとされているようです。中でも「8」は広東語で財を成すという意味を連想させ縁起の良い数字とされています。また、日本と違って大人でも結婚していない人はこの紅包をもらえたり、職場では上司から部下へ紅包を渡したりする習わしがあります。
魚生(イーセン)
旧正月のメニューとして有名なのは魚生(イーセン)という、縁起をかつぐ食べものです。食べるときにテーブルの人みんなで箸を使って、大皿に盛られた野菜とお刺身を混ぜます。このとき高く持ち上げれば持ち上げるほど縁起がよく、「(ローヘイ)」とみんなで言い合います。
(編集部 池内宏明)
※ここに紹介した解説は、多くある謂われの中の一説です。