March 2008
一口にスポーツ外傷といっても単なる擦り傷から脳や脊髄の障害までとその程度は様々です。今回はそうしたものの中のいくつかをご説明いたしましょう。
ねんざ-------------------------------------------------------
ねんざには2種類あります。一つはsprainでこれは靭帯が損傷するものです。もう一つはstrainでこれは筋肉や腱が傷つくものです。足首のねんざはよくありますね。
骨端線の離開-------------------------------------------------
骨端線は長い骨(腕や脚、指など)の端近くにあるもので、小児ではここで細胞分裂が起こり骨が伸びます。軟骨でできています。スポーツ中に強い力が加わってここに骨折を起すことがあります。骨折の状態によってその後の骨の成長に大きな障害が起こることがあるので専門的な治療が必要です。
疲労骨折、筋肉の腱の使いすぎ------------------------------------
髪の毛ほどの細さのわずかな骨折や腱の炎症は筋肉や腱を酷使することにより起こることがあります。これらの傷害はレントゲンで写らないことがありますが、強い痛みや不快感を伴うことがしばしばです。
熱に関係した病気----------------------------------------------
脱水、熱衰弱症、熱中症のことを指します。
熱衰弱症では吐き気、めまい、脱力感、頭痛、血色が悪い湿った皮膚、多汗、正常かやや低めの体温、微弱な脈、瞳孔散大、失見当識、意識消失(短時間)などが起きます。
熱中症はもっと危険で死にいたることもあります。症状は頭痛、めまい、混乱、暑く乾いた皮膚、血管の虚脱、昏睡などです。
熱に関連した病気は大人よりも子供で起こりやすいともいえます。というのは子供は大人に比べて発汗量が少なく、発熱をするためにはより高い体温を必要とするからです。この病気は予防することが出来ますので、暑い場所で激しい運動をする際には体調と気温や湿度に気を配ってください。
* * * * * 予 防 * * * * *
* * * * * 治 療 * * * * *
治療は怪我によって異なります。応急の処置はRICEが適切です。
松葉杖、ギプス包帯やリハビリも必要かも知れません。
重症と思われるときや腫れや痛みが続くときは医師にご相談ください。
(日本人会診療所医師 日暮浩実訳)