南十字星最新号 前月号 ブログ よみもの 生活情報 出版書籍
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2017年10月号 オンライン版

ドクターからの手紙
・小児の定期予防接種  医師・鍼灸師 日暮浩実 

ハロー日本人学校   中学部グローバルクラス
・日本人学校中学部 佐藤諒平教諭・有岡瑛志教諭

木っとあえるヘリテージツリーin Singapore
・五ドル札の樹    史蹟史料部
写真投稿

「今月の表紙」
2017年 日本人会夏まつり
撮影:Mr Bao Siriguleng (日本語を話す会)

「編集室より」
 
  妻子の先行帰国から早6ヶ月。先日Redhillを通りかかったとき、日本人学校小学部クレメンティ校で当時3年生だった息子との会話を思い出しました。Redhillに住む会社の同僚から、Bukit Merahはマレー語で「赤い丘」という意味だと教わり、「だから英語でRedhillなんだね」と話したところ、「戦争で日本が攻めてきたからかなあ」とつぶやいていました。赤色に戦火や流血を連想したようです。
 その後、地名の由来はもっと古いのではないかと思い立ち、インターネットで検索してみたところ、マレー年代記のエピソードの一つに、シンガポールの海岸へのメカジキの襲来をバナナの木のバリケードで防いだ少年ハング・ナディムが、その後の少年の庶民への影響力を恐れた王スリ・マハラジャにより死刑にされてしまったという逸話が見つかりました。善意の少年が非業の死を遂げた際に吐いた血が土を染め、赤土(Bukit Merah)になったというものです。
 当たらずとも遠からずと言うべきか、シンガポールの伝承でも地名の由来が流血だったことを図らずも知ることになり、マレー半島の歴史に想いを馳せた次第です。今年はシンガポール陥落75周年。息子は当地で一緒に暮らした2年間で大いに見聞を広めましたが、歴史はまだまだこれから。次回の一時帰国で教えてあげたいことが増えました。

(広報部部長 澤田慎吾)



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