番外編 喰いだおれ in Singapore 第12回目 「レストラン茜のオリジナル日本酒」（10月号）2022年

番外編「喰いだおれ in Singapore」

南十字星編集委員がローカルレストランやホーカーをめぐり、レポートする本企画。第12回目は番外編として、レストラン茜のオリジナル日本酒をご紹介します。

オリジナル日本酒「茜」

「茜」は、料理長をはじめとする関係者一同で選び出した、日本人会でしか手に入らないお酒です。吟醸酒と純米酒の2種類があり、料理に合わせて楽しめます。

茜　吟醸

　さっぱりとした飲み口と吟醸香が香る上品なお酒です。すっきりとした味わいで、寿司や刺身との相性も抜群です。冷やすと飲み口が引き締まり、爽やかでシャープな切れ味をお楽しみ頂けます。

茜　純米

　希少種酒米「北陸12号」だけで醸した純米酒です。ふっくらとした米の旨みと穏やかな香りがバランスよく調和しています。冷やで純米らしいお米の香りを楽しめ、燗で丸くなり、ほっこりした味わいになります。

クラブショップでも販売中！

　「茜」は、レストランだけでなく、クラブショップやラウンジでも販売しています。吟醸酒は日本酒を飲み慣れていない方でも美味しく飲むことができ、純米酒は特に日本酒好きの方におすすめとのことでした。

どんぐりのお料理と…

　今回は、どんぐりのお料理と一緒に吟醸酒をいただきました。クラブショップで売られている「茜」は、どんぐりでも楽しむことができます。なんと、持ち込み料もかかりません！

　ファミリーレストランとしてご家族連れで賑わうどんぐりですが、お刺身や天ぷら、焼き魚などのおつまみメニューも充実しています。まずは、生ビールと枝豆で乾杯しました。どんぐりの生ビールは、マグがキンキンに冷えていて、暑いシンガポールの気候によく合います。泡も上部はシャリシャリで口当たりが良く、お仕事終わりにも、お休みの日の一杯にも美味しく飲めること間違いなしです。

　ビールで喉を潤した後は、今回のメイン「茜」の試飲を。吟醸酒をいただくと、とても飲みやすく、なめらかで凛とした味わいでした。甘みが控えめなので、普段は日本酒をあまり飲まない方でも美味しく飲めると思います。魚介の料理に合うということで、刺身盛り合わせを注文しました。この日のラインナップは、まぐろ、サーモン、サーモンベリー、ほたてにイカ、しかもイクラ＆とびこのトッピング付きでした。分厚く切られたお刺身はボリューム満点です。

　料理長らが料理にマッチする日本酒として選び出した「茜」は、お刺身との相性も抜群です。主張を抑えた味わいなので、食中酒として、お酒が進みます。いろいろな和食と楽しめること間違いありません。

　最後は、ねぎとろ巻きを注文しました。他にもラーメンや堅焼きそばなど、お酒の締めにもぴったりなメニューが多くありました。気付けばあっという間に美味しくいただき、楽しいひとときとなりました。

【編集後記】

　今回初めて「茜」をいただきましたが、本格的な吟醸香が香る、吟醸酒の味と美味しさに驚きました。お値段もリーズナブルなので晩酌にもぴったりです。今度は、純米酒も飲み比べてみたいと思います。皆さまも、ご家族やご友人とぜひお試しください。箱付での販売もあるので、大切な方へのギフトにもぜひ！

文責・写真　南十字星編集委員