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中秋節 / Mid-Autumn 2010
● 取材日: 9月17日(金)
● 取材場所: ラディンマス小学校(クラークキー)

ラディンマス小学校の中秋節のお祝いに参加しました。学校の向かいにある公園の一角で、子どもたちや先生方による歌や踊り、二胡の演奏がありました。ポメロやムーンケーキ、中国茶などが用意され、子どもたちの手作りのランタンが、お祭りをいっそう盛り上げていました。ポメロは中国語で「柚」といい、「有」(ある)という意味だそうです。物があって豊かなことは縁起がいいため、この果物が使われているようです。また、これからも仲良くしましょうという気持ちをこめて、友達や親戚にムーンケーキを贈ります。ランタンももともとは丸い形をしていましたが、今ではいろいろな形のランタンがあります。昔はランタンを自分で作り、ろうそくを入れて、懐中電灯のように夜道を歩くときに使いました。電灯のなかった昔、暗い夜道をこのランタンを持って集まり、遊んだり、中秋節のお話を聞いたりするのを子どもたちはとても楽しみにしていたそうです。
今シンガポールの街は夜たくさんの美しい灯りで彩られ、昔のようなお祝いの仕方をする人は少なくなりました。でも、人と人との温かいつながりを大切にする気持ちは変わらず、コミュニティーセンターなどで催される会に参加したり、大切な人にムーンケーキを贈るなど、今でもいろいろな思いや願いをこめて中秋節を過ごしています。
クラークキーでは中秋節の大きなお祭りがありました。川沿いには十二支をテーマにした飾りが飾られ、それぞれの干支の風水の占いが展示され、川には西遊記など、中国の話をテーマにした人形が乗ったいかだの船がいくつも浮かべられ、お祭りのムードをいっそう高めていました。中国の文化を大切にし、人との輪を大 切にしたいという気持ちを感じたお祭りでした。
(編集部:山崎直子)