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<南十字星 2011年4月号 掲載内容>

チンゲイ・パレード / Chingay Parade

April 2011 掲載

 取材日:  2月11日(金)、12日(土) 

 取材場所: F1ピットビルディング


チンゲイ・パレードとは

チンゲイ・パレードは1973年に始まりました。かつて、中国系の人々には爆竹を鳴らして新年を祝う習慣がありました。しかし、事故をきっかけにして爆竹は禁止となり、その代わりとして開催されたのが、チンゲイ・パレードです。People’sAssociationが主催しています。 

チンゲイ(Chingay)とは、「衣装と仮装の芸術」という意味の福建方言を語源とする造語です。いまではマレー系、インド系、ひいては海外の団体も参加するほど、民族色も国際色も豊かな祭りとなりました。約100の団体、8,000人のパフォーマーたちがパレードに参加しています。

観客席から

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観客席をはうように巨大な龍が空を走りまし

こんなにも、演者と観客とが一体となれる祭りが他にある だろうか。観覧席の興奮の中で、そう感じました。テーマパークのパレードのような「観る」だけのものではなく、チンゲイ・パレードは観客も参加し、いっしょになって盛り上がりに満ちた雰囲気をつくっていくのです。

今年の目玉の一つは、中国・西安からやって来た、長さ88メートルの空中龍です。観覧席の近くを這うように動く姿に、観客は見入っていました。爆竹を絡めた龍の登場では、その煙で会場が真っ白になるほどでした。勢いよく噴き出された、きらきらと光る紙吹雪と共に、パレードの開幕を光と音で華々しく飾りました。

中国文化は蓮庭、インド文化は美しい孔雀を象った山車が目を引きました。マレー文化は、伝統的な貿易船の山車で、伝統音楽に合わせて踊りや劇が繰り広げられました。それぞれの文化の特徴

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中華文化を表す蓮庭の山車
がよく表れたパフォーマンスで、見事な競演を果たしました。

海外からは、中国、マレーシア、インドネシア、ドイツ、台湾、デンマーク、スリランカ、日本、メキシコの9つのチームが参加。このうち日本は、名古屋の「にっぽんど真ん中祭り」のみなさんが、踊りを披露しました。

終盤には、照明が落とされた会場で、観覧席に配られた キャンドルライトに灯が点り、光の海が広がりました。最後に、踊り手たちが持つ4,000個のランタンが空を埋め、次々と打ち上げられる花火に観客の興奮は最高潮に達しました。

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インド文化を表す、美しいクジャクの山車が
目を引きました

この「パレード」には、さまざまな民族、国籍、年代の人々が参加しています。それらの異なるものが融合することで、チンゲイ・パレードは人々を魅了するものに仕上がっています。演者に手振る観客。笑顔で観客とハイタッチする踊り手たち。他のチームと記念写真を撮り合う出演者。それぞれの「違い」を認め合い、「違い」を越えて、人々がひとつになれインド文化を表す、美しいクジャクの山車が目を引きました名古屋の「にっぽんど真ん中祭り」のみなさんが参加マレー文化は、伝統的な貿易船で踊りや劇を披露フィナーレでは、ランタンと花火が夜空を埋めましたる。そこに、この「パレード」の最大の魅力があると感じます。

(編集部 湯山 修一)

【参考資料】 Your Singapore(http://www.yoursingapore.com)

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インド文化を表す、美しいクジャクの山車が
目を引きました

名古屋の「にっぽんど真ん中祭り」の
みなさんが参加

フィナーレでは、ランタンと
花火が夜空を埋めました

 

“Chingay 2011”今回日本人会チームのメンバーとしてパレードに参加しました。パレード開始1時間前のウェイティングゾーン。まず驚かされるのが、様々な趣向がこらされた山車。この山車だけでも、シンガポールの人々がどれだけチンゲイパレードに力を注いでいるのかがわかります。また、バリやインド、メキシコなど各団体の華やかな衣装を身につけた参加者同士が、一緒になって記念撮影をしています。もちろん私もたくさんの写真を撮りました。このような交流もチンゲイパレードに参加しないと味わえない醍醐味のひとつです。

パレードがスタートし、日本人会チームも準備に入ります。そしてスタート。メインスタンドにむけて、「わっしょい! わっしょい!」の掛け声で勢いよく進んでいきます。空から舞ってくるたくさんの紙吹雪、スタンドを埋め尽くすものすごい数の人々。その中を歩き、踊るのは病みつきになりそうな快感です。「世界にひとつだけの花」の曲に合わせて、軽快に踊って進んで行きました。1回3分の演技を6回繰り返して、約18分間の出番でしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。 「ぜったい、来年も参加したい。」という多くの声が聞こえてきました。チンゲイパレードに参加しないと味わえない爽快感。皆様も来年ぜひ味わってみませんか?

(編集部 上野正直)

 

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