◆ 南国ならではのマラソン

皆さんは、真夜中に行われているマラソンをご存じですか。
 普通、マラソンに限らず、スポーツといえば昼間行うことが多いです。もしくは、遅くとも夜には終わります。ところが、シンガポールには、太陽が沈んだ後にレースが始まるマラソンがあります。その名も「sundown MARATHON」(サンダウンマラソン)。直訳すると日没マラソン。街が寝静まった時間にレースがスタートします。
 今年の「sundown MARATHON」は、5月27日(日)、午前0時30分にスタートしました。レース終了は午前9時。全てのランナーはゴールを目指し、夜のシンガポール国内を走り続けていたのです。私もその一人でした。

◆ 「sundown MARATHON 2012」の紹介

スタート・ゴール 「Nicoll Highway MRT Station」 (ニコルハイウェイ駅)
エントリー種目 10km(26日午後10時30分スタート)
Half Marathon(ハーフマラソン・21km)
Marathon(フルマラソン・42.195km)
参加人数 約21,000人(日本人の登録は247人)
スポンサー New Balance Singapore (公式ユニフォーム)100PLUS(公式ドリンク)他多数
最高年齢者 男性82歳 女性71歳
優勝賞品 クリスタルトロフィー、現金S$500、S$600相当商品券

「sundown MARATHON2012」の優勝者のタイムは、2時間56分01秒でした。ちなみに、昨年の「sundown MARATHON2011」女性マスターの部の第2位は日本人(Mika Kumeさん)でした。

◆ 「sundown MARATHON 2012」の体験記

◇試走会◇
サンダウンマラソンには、3回の試走会がありました。第1回が5km、第2回が10km、第3回が20km、35kmでした。私は、マラソン初挑戦でしたので、一度でもよいので、長い距離を走ることにしました。そこで第3回試走会(20km)を選びました。試走会では本番と同じイーストコーストパークのコースを走ることができました。

◇本番レーススタート◇
5月27日(日)フルマラソンに出場しました。レーススタートといってもフルマラソン・ハーフマラソン合わせて1万人以上の参加者がいるので、すぐに走り出せるわけではありません。午前0時30分にスタートしたマラソンですが、私がスタートラインを通過できたのは0時50分、スタートから20分もの時間を要しました。ですがここで、「20分もロスした」とはなりません。最近の市民マラソンではICチップがゼッケンに付いています。つまり、スタートラインを通過した瞬間にICチップが感知し、自分のマラソンのタイマーがスタートするのです。

 ◇レース中盤◇
はじめの5kmは、ほどんどのランナーが快調に走ります。ライトアップさせたシティーを爽快に走り抜けます。マリーナベイサンズを横目で見ながら、景色を楽しむ余裕すら感じられます。
ところが10kmを過ぎた頃になると徐々に異変が起きます。マラソンからウォーキングへと移行を始めるランナーが出てきます。中には座り込んで休んでいるランナーもいます。さらにこの日は、追い打ちをかけるように、天候が乱れ始めました。雷・風・雨のトリプル攻撃です。水を吸って重たくなった服がさらに体力を奪います。レース開始からすでに2時間が経過。ここからゴールまで、すべてのランナーが自分との戦いに突入していきます。

◇レース終盤、そしてゴールへ◇
イーストコーストパークを過ぎると、残りは約10km。ここからが最終関門です。ゴールタイムが5時間以内のランナーは、ほぼ走っていますが、5時間を超え始めると半数以上のランナーは歩いています。私は、臆病者なので前半超スローペースでした。そのためラスト10kmは予想以上にペースアップできました。フィニッシュタイムは5時間31分55秒。初マラソンで課題は多く残りましたが、ゴール直後の達成感が胸に響きました。

◆ シンガポールおすすめのマラソン大会

シンガポールでは、「sundown MARATHON」以外にも、多くのマラソン大会が行われています。今年開催予定のマラソンのいくつかを下の表に紹介します。日頃の運動不足をこの機会に改善してみませんか。

◆ 最後に

マラソンは、健康によい反面、練習や水分補給など十分なトレーニングや知識も必要です。特に、南国のシンガポールでは熱中症や脱水症状に陥りやすいので、体調管理に気をつけて、スポーツを楽しんでください。

(文・ 小林 純志)


参照 http://www.sundownmarathon.com/

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