March 2012
日焼け止めは、主に紫外線から肌を守るために使われます。紫外線は日焼けを起こすほか、しわや皮膚がんの原因にもなることはよく知られていますね。
日焼け止めの強さは大抵“SPF”(Sun Protection Factor)で表されています。SPFは、浴びた日光の量と関連があります。浴びた日光の量は浴びた時間の長さとも関連はしますが、他に一日のうちいつ浴びたか、天候、地理学的な場所などいくつかの複合的な因子が関係しています。
体全体を塗るには、1オンス(スプーン5,6杯分)ぐらいの量が薦められます。これは屋内で紫外線を発する照明を浴びている時も同じです。日焼け止めは屋外にいるときや水泳を行っている時には2時間おきに塗りなおさなければなりません。また外出の少なくとも30分前には塗る必要があります。それは、日焼け止めが皮膚にしみわたり効果を出すために時間がかかるからです。敏感肌の方で屋外で長時間活動する方は少なくともSPF30以上の日焼け止めをいつも塗りましょう。耐水性、耐汗性の日焼け止めもあります。
UVBにしか効かない日焼け止めもありますが、UVA 、UVBの両方に効く日焼け止めもあります。両方に効く方がお勧めです。
日焼け止めには大きく分けて2種類があります。物理的日焼け止めと化学的日焼け止めです。
物理的日焼け止めは紫外線を反射する作用のある物質で、紫外線が体に入らないようにブロックします。酸化亜鉛や二酸化チタニウムにそうした作用があります。UVA 、UVBともにブロックする作用があります。酸化亜鉛は二酸化チタニウムより強力に紫外線をブロックします。
化学的日焼け止めは紫外線を吸収することで紫外線が体にまで届かないようにする作用があります。UVBにしか効果のないものもありますが、UVAにも効果があるものもあります。オクトクリレンはUVA 、UVBの両方を吸収する作用のある桂皮酸塩として知られています。ベンゾフェノン(アボベンゾンなど)もUVA 、UVBの両方を吸収する作用があります。
しかしながら、日焼け止めそれ自体が皮膚に好ましくない反応を起こすこともあります。PABA(パラベンゾイック酸)を含む日焼け止めで余計に日焼してしまう方がいらっしゃいます。他の成分でも好ましくない反応を起こす方もいらっしゃいます。日焼け止めが自分に合うか合わないか試すには皮膚全体を布で覆って、一部だけ穴を開けておき、そこに、日焼け止めを塗って、日光にあてて反応が起こるかどうか見てみてください。これならもし反応が起こっても最小限の広さで済みます。もちろん反応が起こったら、その日焼け止めは使うべきではありません。
一般的に生後6ヶ月以下の乳児は日焼け止めを定期的には使うことは好ましくありません。この年齢のお子さんの肌はまだ弱く、日焼け止めが合わないことが多いからです。日焼けしないように直射日光を浴びないことが大切です。
生後6ヶ月を越えたら、日焼け止めはむしろ定期的に使うべきです。もちろん他に良い方法があればそちらを優先してください。
冬でも日やけ止めは必要です。紫外線は冬は他の季節よりは強くはありませんが、やはり、避けたほうが良く、特に雪に反射する場合は要注意です。紫外線に関しては“大丈夫”という季節はないので、一年を通して対策が必要です。
日焼け止めは日光から身を守るのに大変重要ですが、100%防御できるわけではありません。紫外線が最も強くなる午後0時から3時までは日光は避けるのが一番です。同時にサングラスをかけ、紫外線防止用の服を着ることをお薦めします。