July 2010
コンピューターで何時間か仕事したあと、目がかゆくなったり、ゴロゴロしたりして、もう仕事に集中できなくなる…なんてことはありませんか?もし、そういうことがあるとしたら、あなたの目は多分<ドライアイ>になっています。これは今では世界で5人に1人がかかっている病気なのです。
ドライアイでは目に十分な湿度と潤滑油が慢性的に不足しています。そのため、常に目に不快感があります。目はほこりなどのちょっとした刺激にも敏感になり、不快を感じやすくなります。炎症を起こすこともあります。
ドライアイの原因
1. 環境
刺激性の環境物資や有害物質、例えばヘイズや煙などは目を刺激し不快にします。空調の効いた部屋や航空機の客室など湿度が低い環境も原因となります。
2. 目への負荷
長時間コンピューターを使ったり、テレビを見る、読書をし続けることなどは“まばたき”の回数を減らし、目の潤滑油を減らすことになります
3. コンタクトレンズ
コンタクトレンズの中には吸湿性の強めのものがあり、こうした製品がドライアイの原因となることもあります。
4. 年齢
口紅、シャンプーや整髪剤、制酸剤(胃薬の一部です)、抗生剤入りのスキンクリーム、チョーク、クレヨン、
シリカゲルやワックスなど
5. 薬
いくつかの薬、例えば、抗ヒスタミン薬、うっ血除去剤、にきび治療薬、抗うつ薬、ある種の降圧薬などでは、ドライアイを引き起こすものもあります。
6. 病気
甲状腺疾患、パーキンソン病、いくつかの自己免疫病などもドライアイの原因となりえます。
よくある症状
焼かれるような、刺されるような感覚、かゆみ、目やに、涙が出すぎる、赤い、まぶしく感じる、引っかきたいような感覚、異物感、目がかすむ(が瞬きすると治る)などが主な症状です。
治療法
1. 人工涙滴
もし、コンタクトレンズを着用されている場合には、その点眼薬がコンタクトレンズに影響がないかどうか確かめてからお使いください。
2. ドライアイ目薬
ヒアルロン酸などのドライアイ目薬は水分の保持に役立ちます。人工涙的との併用が効果的です。
3. 眼軟膏
就寝前につけます。朝、目が乾いて開けられないなどの症状がある方にお勧めです。
4. 涙点プラグ
これは場合により有効です。人工的なプラグを入れて、涙の排出を抑えるものです。もちろん人工涙滴を保持することにも有用ですので、人工涙滴を目に指す回数を減らすことができます。
5. ステロイド薬
重症な場合には役立ちます。
予防法
予防法としては、エアコンの使用を出来るだけ控えること、塵が多いような環境を避けること、コンピューターの使用時間を減らすこと、コンタクトレンズから眼鏡にかえること、保湿に努めることなどがあげられます。また、医師に薬やドライアイに関連するような病気になっていないか、チェックしてもらうことも大切です。
その他、水分をよくとることは目の潤いを保つことに役立ちます。また、睡眠を十分にとることは目を休ませ、目の健康につながります。
目への栄養として、ビタミンA、C、E、またはこれらを多く含む、にんじんやかぼちゃを多くとることを心がけてみてください。