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「シンガポールで南十字星が見えるよ」 と言ったら、 「ウッソー、ホントー?」 とシンガポールに来たばかりの女の子なら言うかもしれない。 (日本の女の子が驚いた時にホント、ウッソーと言うので、それを真に受けた シンガポール人のあるおばちゃんが「嘘なんか言っていないわよ」 と気分を悪くしていた。) |
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「本当に見えます。嘘と思うなら、今(1月、2月)なら夜明け前に 南の空を見たらいい。 南十字星が垂直に一番高い位置に見えますよ。 だいたい30度くらいの高さです。」 「30度の高さ?角度計なんか持ってないし~ (T з T)」 「あのね、水平線と頭の上に真っ直ぐ伸ばした線との角度が90度、 30度はその三分の一。だいたいの目分量で見上げてみればいいの」 「どっちの方向に見えるの?」 「そりゃーもちろん、南でしょ。」 |
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「ニセ十字(ニセ南十字星)があるの知ってる?」 「ウッソー、ホントー?」 (困ったな、本当の話をするのにニセモノなんて) 「実はネ、ニセモノと呼ばれている方が大きく、目立つんだ。」 「ウッソー、ニセモノの方がイケてて(立派)で、本物がショボい(貧弱)。あり得なくない・・・!?!」 確かに、ニセモノと呼ばれた星は迷惑しているにちがいない。 「ニセ十字」と呼び始めた奴はニセモノにあやまれ!?!? |
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夜空の星は一日4分ずつ早まってあらわれてきます。半月たつと一時間早く出てきて、 一ヶ月では2時間早くなります。シンガポールでは12月下旬、クリスマスの頃から南十字星が見えはじめ、 2月のはじめ頃まで夜明けの6時30分前後に見えます。この頃ならちょっと早起きをするだけで、 見ることができます。4月の中旬になると、夜10時過ぎに見えます。5月と6月が一番見やすい時です。
「南十字星がグルグル回ってたら、天の南極がどこだかわかんない んじゃないの?」 「南十字星の十の字のかたちの上の星と下の星をむすんで下へ4倍半のばしたあたりが 天の南極です。」 (北極星は天の北極にデンといすわっていてくれているので、説明がラクだ) でも、北極星より南十字星の方にロマンを感じるのはどうしてだろう。 16世紀、ヨーロッパの探検家が南方開拓に出る途上、この星を見て、新しい世界にキリスト教布教を 神が助けているしるしだと感じて、礼賛したからだと言われています。この星が重んじられている もうひとつの理由は方向指針になっているからです。日本にはポルトガル人によって航海術と共に 南十字星の名前が伝わりました。 |
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「ひとつおじいちゃん、おばあちゃんが喜びそうな話があるんだ。」 「おじいちゃん・おばあちゃんは今、日本いるんだ」と言う子がいたら、 シンガポールに遊びに来たら教えてあげて。 「カノープスという星です。ニセ十字のちょっと右下に、 十字の左の星と下の星をむすんで3倍ぐらいのばしたあたりに 明るい星が見えます。これがカノープスです。」 「その星がどうしたの?」 |
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「中国ではカノープスを見た人は長生きすると信じられています。不老長寿の星です。」 「ウッソー、ホントー?」 「ウーン・・・・・(=д=)」 |
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