日本ではこのところ青少年の凶悪犯罪が頻繁に起こって、深刻な問題になっているけど、シンガポールでは子供の非行防止にどのような考え方を持って、どのように対応しているか知ってる?

そんなこと、知ってるわけないじゃん。  (IεI)

シンガポールの大きな特徴は、学校で体罰が認められていることです。

鞭打ちが認められています。

マジで!?コエーッ!!   (◎д◎)

地元の中学校の校長先生にインタビューした時、校長室で鞭を見せてもらいました。長さ1メートル2,30センチ、太さ1センチ弱のラタン(籐)で出来ていました。

痛そ。担任の先生は教室にむちを持ってくの? 

いえいえ、担任の先生による体罰は禁止されています。これは校長先生にのみに与えられた権限です。鞭打ちは手加減が難しいと校長先生は言っていました。教育目的でおこなわれるので、生徒を傷つけるようなことがあってはならないからです。

でもさ~・・・、まずくない?みんな平気なの?

実は鞭は家庭内でも良く見かけます。雑貨屋に行くと、小さな40センチほどの鞭が1ドルほどで売られています。また、シンガポールでは凶悪犯罪者には裁判で鞭打ちの刑罰が判決で出されます。もちろん学校の鞭打ち体罰については批判も根強くありますが、支持する声もつよく、シンガポールには鞭打ちを容認する社会環境があるようだね。

むち打ちを受けた子供の親は怒んない? Ψ( ̄o@)Ψ

 

 

 

 

 

 

ほとんどの家庭は学校の体罰を容認するようです。学校教育における躾について、シンガポールの教育省はガイドラインを学校に出しています。鞭打ちの体罰を行う時の注意事項についてこんなふうに規定しています。

1) 鞭打ちは1回から6回までとする。

2) 他の方法で体罰を加えない。(拳骨、平手打ち、他の道具は使ってはならない)

3) 手の平、又はお尻に行う。

4) 鞭打ちの対象は男子だけとする。

5) 体罰を受けた生徒名、体罰を課した者の名前、違反の内容、鞭打ちの回数、

   日時を記録しておく。

6) 保護者へ報告する。

誰が体罰を決めるの

このガイドラインでは、学校に風紀取締(生徒指導)委員会を設けるよう規定しています。この委員会で審査し、決定します。委員会は必ず校長、または教頭、風紀(生徒指導)担当主任が加わることになっています。この委員会の任務は子供の躾に関わる全般を請け負っていて、校則違反者の取締、罰則の規定、生徒指導プログラムを司っています。だから担任の先生がカーッとなって子供をぶつようなことはありません。子供の安全には十分配慮がなされています。

それで、効果アリ?   (❜ι_❜)

効果はあると言います。私がインタビューした数人の教師は何れも抑止力があると言っていました。悪いことをすると痛い罰則が課せられる、という恐れは悪いことをしようとする子供を思いとどませる抑止力効果があります。しかし、問題を起こした子供を矯正或いは改心させるのに効果があるかどうかと言う問いに対しては、いずれの先生も否定的でした。

んぢゃー、ど~?    Δ)>

カウンセリングを行います。学校で対応ができない場合には、カウンセリングの専門家に任せます。カウンセリングの専門組織もあって、風紀取締委員会は外部のこうした組織と緊密に連絡を取り合って、ここでは社会全体で子供の非行防止に取り組んでいます。日本の取締方法、対応の仕方から見ると、シンガポールの子供への対応は厳しいように思われます。しかし、子供には悪いことをしてはいけないと言うはっきりとしたメッセージを伝えようとする姿勢が見て取れます。