「今月の表紙」
2017年 日本人会大運動会
写真:日本人会 運動部

「編集室より」
 

 4月にシンガポールに赴任して、半年が経とうとしています。仕事にも生活にも次第に慣れ始めてきましたが、日本との違いにまだまだ戸惑うこともあります。
 私は8年前の2009年6月、アフリカのウガンダ共和国に青年海外協力隊の一員として派遣されました。現在感じているシンガポールと日本との違いよりも大きな戸惑いを抱えながら生活していたことが昨日のことのように思い出されます。「アフリカ」というと、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?残念ながら戦争が繰り返され、貧困や病気に悩む人々が多く存在する、そんなイメージを持たれる方が多いのではないかと思います。実際私が生活していた部屋には電気がなく、水道も通っていませんでした。生活に必要な水を働いていた学校の水道から「ジェリカン」と呼ばれるタンクで毎日運んだり、雨が降ると一目散にバケツを外に出して水を溜めたりしていました。電気がないため、夜はろうそくを灯して生活をしていました。
 ウガンダでの生活は確かに厳しいものがありました。しかし、おかげで水の大切さを改めて実感することができました。そして夜には今にも落ちてきそうな満天下の星を毎晩眺めることができました。シンガポールではなかなかできないことだと思います。
 このように考えると、それぞれの国や地域にはそれぞれの良さがあるのだと感じます。そして人々が考える「幸せ」というものにも違いがあっていいのではないかと思います。この赴任中にシンガポールの素晴らしさを実感できるよう生活していきたいと考えています。

(編集部 横森栄一)